姉が急逝して、早くも2カ月余りが経しました。
この2カ月は私にとりましても本当にめまぐるしい日々でした。
姉と同居しておりました90歳の母と一緒に住むことになり、住まいを探していると、よっちゃんおむすびの店舗から徒歩で36歩という至近距離に2人で住むには丁度良い広さの物件が急に空き、11月26日に母と引っ越しをしました。
引っ越しが決まり、時間のない私の代わりに90歳の母が大活躍で荷造りの7割は母がやってくれました。
人は希望です。母の年齢を考えると凄いなと本当に感謝しています。
母と2人の新たな生活が始まりました。
これからは母の幸せを第一に考え、母には何歳になっても必要とされる喜びをずっと経験してもらうこと。自分で出来ることはやって貰う事と決めました。
今、母は毎日よっちゃんおむすびの店の白菜漬けを漬けに来ています。母の漬ける白菜漬けは身内からも大好評の白菜漬けです。
お客様は手作りの白菜漬けを喜んで買ってくださいます。
母に直接、美味しい白菜漬けですね、と言ってくださる方もいて、本人は大満足です。
最近まで買い物に一人で行った事の無い母ですが近所のスーパーに自分の物は買いに行くようになりました。
久しぶりに会う友人はなんだかおばあちゃん、綺麗になったねと言ってくれました。
白菜漬けの売り上げは母に還元します。ちょっぴり嬉しそうです。
姉の死は私達に沢山の事を教えてくれました。環境が変われば関係も変わります。
人はその経験の中から新たな関係を創りまた歩み始める。幸せに生きる為に。
今回、辛くて毎日泣いていましたが、よっちゃんおむすびを作った時の大工さんとそのお友達が母と私の新たなスタートを応援してくださいました。
不便なところは全部改善してくださいました。
温かい関係が有れば人は生きていけるのですね。
至近距離に住まいが見つかり、不思議な事に、引っ越しした後から急にお客様が増え、忙しくなりました。
一度食べると又、食べたくなる不思議なおむすび とよく言われます。
最近は新規のお客様も沢山見えるようになりました。
慢心せずに愚直に精進していきます。
やっと落ち着いてご報告ができました。
お客様始め、よっちゃんおむすびの応援団の皆様、本当にありがとうございました。
これからは母を幸せにし、よっちゃんおむすびの店を育てて行きます。
近所の学童保育さんからもおむすび弁当のオーダーが入るようになりました。
姉の事を思うと、不思議なご縁を感じています。
いつか、色々な事情で、食べたくても食べられないでいるお子さん達の力になれるよう、私も力を付けようと考えています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。