10月の予定表です。

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10月は
お休みの日が多く、大変ご迷惑をお掛け致します。

先日9月9日の未明 台風15号が千葉県を直撃しました。
未だに停電や断水が続いております地域の方々、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

当日の朝、8時に数十個のおむすびのオーダーを受けていましたので、1番風雨の強い時間帯にお店に行き、仕込みを始めました。
瞬間停電になりながらすぐに持ち直し、お約束通り納品できました。断水もせず助かりました、

空が明るくなると被害の大きさに驚かされました。倒壊してしまった建物が目の前にありました。
瓦礫が飛んできて数台の駐車中の車が瓦礫で覆われている様子もありました。
停電でこの地域のスーパーやコンビニが閉まっておりましたが唯一 隣のスーパーは停電を免れ営業しておりました。

お昼過ぎくらいから飛び込みのお客様が増えてきて、おむすびを沢山買って行かれました。
スーパーに行っても何も無いから来たと言われました。前から気になっていた店なので来たという方もおられました。
次々と来られるお客様の対応に気後れしそうになりましたが、オープン時に決めた事、3.11の様な日がもし来た時にお役に立てる店にするという事を思い出し、意を決して米を炊き、むすび続けました。

9日で米は完売してしまい、契約農家さんに連絡したところ君津から4時間かけて運んでくださいました。
高速道路も通行止めになっていた中をご自宅も停電で大変な中、精米済みの米をあるだけ運んでくださったのです。
午後10時半になっていました。

10日、11日と三升以上の米を炊き続け、おむすびを毎日100個以上結びました。
11日はどれだけ炊いてどれだけ結んだのか記憶にないくらいでした。
海苔やさんも大急ぎで配達してくださいました。
そんな日々でしたが、具材の欠品は一切無くお出し出来ました事は大きな自信と喜びにつながりました。
4日目には近隣地区の停電は解消し、安堵しました。手には豆が出来ていました。
手に豆が出来るほどおむすびを結んだのは人生で初めてです。

その頃からやっとテレビも見られる様になりました。
ここから遠い富津市や、館山市の被害が大きいことを知りました。
子供さんの給食が無く、停電と断水で衛生環境が悪く、子供におむすび1つ作ってあげるのも難しいとNHKのニュースでお母さんがお話しておられました。
その事は深く心に響きました。
すぐにでもおむすびを届けたいと思いましたが
その手段は どこに届けたらいいのか、どのくらい必要なのか、どこから情報を得れば良いのかわかりませんでした。

今後同じ様な事が起きた時にもっと早く動けないかと考えました。
これから情報を集める手段、対策を考えて行こうと決めました。
幸いよっちゃんおむすびには力強い応援団が沢山居てくださいます。
話し合い、今後の対策を考えます。

お客様は口々に最終的にはご飯が食べたい、
麺やパンでは無く漬物とご飯が一番のご馳走なんだとおっしゃっていました。
温かいおむすびが食べたいと言っておられました。

やはり日本は瑞穂の国なんだ、時代が変わってもお米は日本人の原点なのだと知りました。

今回の事を教訓に世の中のお役に立てるお店になれます様に今後は智慧を使い 力を付けて行きたいと思います。

ご自身も大変な中ご協力くださいましたお米屋さん、海苔屋さんに心より御礼申し上げます。
1度召し上がって下さいました方が新規のお客様となってくださっています。

皆さまありがとうございます。

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